認知症とアルツハイマーの違い

昔はアルツハイマー病が単独の病気として扱われていましたが、今では認知症の一形態、認知症という状態の原因疾患の一つとして扱われています。つまり認知症の中にアルツハイマー型の認知症があるということです。

 

認知症には脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の二つがあり、かかりやすい人もその症状も異なります。そしてアルツハイマー型認知症はその症状が多彩で健常者には理解できないような行為が多いため、より対処が難しいものとされています。

 

アルツハイマー型認知症は、基本的に脳の神経細胞などが正常の範囲を超えて大量に死に、脳全体が萎縮していく病態です。

 

脳全体が衰えていくのですが、その中でも脳神経細胞へダメージが集中することで認知に関する障害が多く発生します。軽い物忘れから始まり、進行するにつれて長時間の記憶が失われるようになり、果ては自分が今どこにいるのか、何をしていたのかさえわからなくなります。

 

脳血管性認知症も認知症の一形態ですが、アルツハイマー型認知症ほど認知に関する障害ははっきり現れません。会話が不自由になったり運動障害が出たり部分的な麻痺が発生したりと、どちらかというと機能障害的な症状が強く発症のタイミングもその段階も比較的わかりやすいものです。

 

認知症は早期発見が重要です。認知症というとアルツハイマー型だけ大きく取り上げられることが多いのは、この早期発見が難しいからであり、少しでも疑わしいと思ったらうまく理由を作って病院で見てもらうことが重要です。