認知症の症状のレベル

認知症には段階があり、どのタイプの認知症もおおよそ同じ経過を送るとされています。認知症は見当識などの認知が障害を受けるものですので、どの程度認知に問題があるかで段階が分けられます。

 

認知症の初期・軽度の段階では、周りから見ると「物忘れ」が多くなったように見られることが多いです。

 

さっき話したこと・聞いたことを覚えていない、同じ話題を何度も繰り返す、薬を飲んだかどうかわからなくなるなど、軽微ながら周りから見るとはっきりと異常が認識できることが多くあります。

 

また自分がものをしまい、しまったことを忘れることによる「物盗られ妄想」が発生するのも初期からです。これは認知症初期における家族内での大きな問題となりうる症状であり、これをもって認知症であることを家族全員が認識するというのもまた、典型的なケースです。

 

認知症の中期では問題行動が増え、家族が頭を悩ます時期です。認知の障害が大きくなり、非常に多くの情報が欠落するため、生活に支障がでることが多くなります。

 

認知症中期で最大の問題となるのが徘徊で、目を離した隙に家を出てしまい迷子になると言うことが頻発し始めるため、認知症患者に付きっきりにならねばならず、家族の負担が大きくなる時期です。末期では脳や身体の機能が全体的に失われていくことになります。

 

多くのケースでは生活のための行動を一人で全く行えなくなり、最終的には寝たきりになってしまいます。そして筋肉や骨などの健康が失われていき、そのまま亡くなられることがほとんどです。